メダカとチョウチョとセミ(続編)

前回の続き
おはようございます、中阪です
「かわいそうだから、逃がしてあげよう」
そうして娘はチョウチョを逃がしてあげたけど
「家に持って帰って飼いたかった」という気持ちは
すごく大きかったよう
いいことをしたと心ではわかっていても
気持ちがついてこなかったのか
モヤモヤする気持ちをぶつけてきました。
なんでこんなことするんだろう?
聞き分けのない子?
いいえ、違います。
その時、僕の頭に
小さい頃の思い出がはっきりと
よみがえってきたんです
夏休み、僕がまだ小学生のころ
何歳だったかは覚えてないけど
たぶん、今の娘と同じころだったと思います
京都にお墓まいりに行きました。
毎年恒例で夏に親戚があつまって
お墓参りするんです
小さい僕の楽しみは
冷えた桃、ブドウをかぶりつくこと
それと、わんさか鳴いてるセミを捕まえること
たまに宝石のようにキレイな玉虫も採れたんですよ
その年は大収穫でした
虫かごいっぱいにセミを捕まえたんです
入りきらないくらい
一匹入れるたびに
中ではジー!!ジー!!!!!
一斉に暴れはじめます
まるで勲章のよう
これだけ取ったのは初めてのこと
それも自分で!
これを持って帰って友達に自慢したい!!
ところが、ここは京都
電車で来ています
帰りももちろん、
電車で帰るということです
「せまいカゴの中じゃ、死んじゃうよ
逃がしてあげたら?」
やだ!!!
結局僕は虫かごを抱えて離さないまま
電車に乗ったんです
がたん、と揺れるたびに
電車のドアが開くたびに
「じーーーー!じーーーーじーーーー!!!」
情け容赦なく騒ぐセミたち
しーーーー!!!静かにして!
聞くわけないですよね
だんだん自分でも恥ずかしくなってきた時
それを両親はそれを見てとったんでしょうね
「逃がしてあげよっか?」
ん。。。
それから、次の駅で降りて
ホームの先のほうに行って
みんな逃がしてあげました
それでも、僕はそのあと
くやしくて黙ったまま
「持って帰りたかった、持って帰りたかった」
そんな気持ちでいっぱいでした。
その時の気持ちを
ありありと思い出したんです
それから、今の娘のことを考えました。
なんて聞き分けのいい子だろう!!(笑)
あの頃の僕に比べたら
ずっとずっと大人やんか!
僕らは大人だから色んなことを知ってるし
今だから何が正しいかはわかります
それこそ何倍もの時間を
生きてきたんですから
でもそれって結局
自分のレンズで見ているから
わかるのであって
子供のレンズには
映ってないんです
「この眼鏡、なんでもよく見えるからかけてごらん」
自分に合ってない眼鏡渡されても
見えないですよね
だから相手のレンズに何が映ってるのか
なにを考えてるのか
それを知らないことには
わかんないですよね
相手のことを考えてることが見えてくれば
いつだって違う真実が
見えてくるんですよ
それは、一緒に冒険を楽しんでるような
気分です。
新しい見方ができれば
今よりもずっと
広い世界が見えますよ
今、うちには
あたらしくダンゴムシハウスができました。
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父の日にくれたサボテンと並んで
ちゃんと生活しやすいように
色々と揃えてやりましたよ
チョウチョの代わりに
今も二人でシュッシュ
霧吹きして世話してあげてるんです
ガサガサガサガサ!
カメのアンガスがなにやら騒々しいけど
もう仕事の時間だ
それでは、今日も一日。
はりきっていきましょうーーー!!!!!
それでもやっぱり
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