ちゃりーん・・

大晦日、僕が小さい頃
毎年おじいちゃんが住む若江岩田に
親戚がみんな集まっていました
一年に一回
みんながこの場所に集います
小さな散髪屋に20~30人が集まって
それぞれの一年間を振り返ります
僕の楽しみと言えばそう
親戚のおにいちゃん、おねえちゃんと遊ぶこと
ごちそう、それとお年玉(笑)
そして僕たちのお年玉はもう一つあったのです
それは水餃子の中に包まれた小さなお年玉
毎年恒例
料理の締めくくりにこの
お年玉入り水餃子を食べるのが
何よりの楽しみでした
水餃子の中にキチンと消毒した
10円から500円が入ってて(もちろんハズレもあります)
それをみんなで食べるものですから
子供たちはテーブルにきた瞬間
争奪戦です!
この時のために!
それまでの料理も食べるのセーブしながら
水餃子を入れる別腹を確保して
虎視眈々と狙っていたのですから」
ズルはなしです
箸でとったのはハズレだとわかったとしても
最後まで食べないと次を食べてはいけません
そうしてもうお腹がはちきれそうになりながら
水餃子を噛み続けるのです
(カチン)
水餃子の真ん中を噛んだときに
堅いものが歯に当たります
「やった!アタリや!」
「なんぼかな?」
もごもご・・・
お皿の上に硬貨を落とすと
(ちゃりーん・・・)
この音が縁起がいいとして
その年の繁盛を願う風習だそうです
「また10円や><」
「お!また当たった」
「今度は50円!!」
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「お~~~おねえちゃん500円当てよった!
となると大当たりはあと一個だけか!
腹はちきれそうやけど・・あと一個だけチャレンジや!!」
・・・
もうあかん、もう食えん
500円も出たしテンション下がってもた・・
来年またリベンジや
う~~~んう~~ん
隣からは大人たちが楽しむ
麻雀の音がジャラジャラ、ワイワイ聞こえてきます
そうして見るともなしにかかってる
紅白歌合戦をぼんやり見つめながら
夜が更けていくのです
手にはしっかりと戦利品を握りしめながら
親戚それぞれ子供も大きくなり
数も増えて集まることもなくなりましたが
なつかしい小さい頃の思い出です
今は僕がその水餃子をお店で巻いてます
真ん中にお金こそは入れませんが
包みながら当時のことを振り返り
ひとつひとつ封をするのです
そんな思い出の水餃子です
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次の配信は1/28です^^
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