子→親→おじいちゃん→孫
先日、こんなことがありました
近所で釣り道具屋さんをしてた森さん
(今はもうお店しめてますが)
僕がこっちに引っ越してきてず~~~っと
うちのお店のお客さんです
小学校の頃から僕は
「おっちゃん、サビキちょうだい~」って店に入っていってました
するといつもニコニコして出てきてくれるんです
引退してからは
山登りが好きでいつも汗だくになって降りてきて
お店で半チャンセットと生ビール飲んで帰ります
そんなおっちゃんが今度尼崎に引っ越すことになりました
あのニコニコの笑顔が見れなくなると思うとさみしいです
「ふみおちゃん、がんばりよ」
43歳になった私におっちゃんは言いました
おっちゃんの中では私はいまでも
クリクリ坊主のままなんですよね
(頭はいまもクリクリですが)
違うのは今はおっちゃんに
私が作った料理を食べてもらえること
35年もやってると
「こんなちっちゃい頃から知ってる」って言う
お客さんがたくさんいます
でもそれは今、逆にことも言えます
お父さん、お母さんと来てた子がおっきくなって
「○○ちゃん、すっかりお姉ちゃんになったなぁ~」
「○○くん、え!?なに?背ぬかされてるやん~」
そしてこの子たちが大きくなって
結婚して子供が生まれて
それでまたその子の成長を一緒に喜んで
たとえ遠く離れたとしても
実家に帰ればシュウホウ行こか~
そう言ってもらえるお店であり続けたい
そんなことをふと思いました
中阪 文雄
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