あの日が私をかえましたパート3

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あの日が私をかえましたシリーズ
前回のつづき
こうして震災後、支店は違いますが
親子そろって
神戸飯店にお世話になることになりました
私は本店で下積み
父は学園都市店で働くという生活が続きました
(そうそう、相生支店がオープンしたときには
震災前まで聚鳳で働いてた和兄ちゃんも
神戸飯店に招き入れてもらいました)
月日が流れ
新しく聚鳳建設の目途がたったころ
父はそちらに専念するために
離れることになります
この時に私が父にかわり
学園都市店へ行くことに
そこではじめて
料理人として
私たち2人が出会うことになりました
小さい頃
皿洗いでお店を手伝うことはあっても
そこはやはり親子
今は違う
同じ料理人としての立場で対峙して
あらためて父の偉大さがわかりました
学園都市店 引き継ぎにために
父からも料理を教えてもらうことに
そこでまだまだ見習いだった私が
教えてもらったのが
やきそば でした
はじめて覚えるという立場で見る
やきそば
うちで何度となく食べてきたものですが
料理人として、
お客様に出す料理を作る者として
ここではじめて教えてもらったのです
引き継ぎのため同じ職場で働いたのは
一週間くらいだったでしょうか
そこから父は聚鳳オープンに向けて
動き出します
私は引き続き学園都市店で
料理修業です
ある日、兄弟子が私に言いました
「おい、やきそば作れ」
そこで私が作ったやきそばを食べた
兄弟子の一言
今でも強くおぼえています
「お前、おやっさんと同じやきそば作るな」
とてもうれしかった
それでもやっぱり
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